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アクセシビリティ モデルルーム見学レポート

先日、新宿にできたばかりのアクセシビリティのモデルルームを見学してきました。

ベッドに備わっているタブレットにインストールされているアプリですが、部屋の明かりやベッド調整、ナースや介護士に要望を伝えたりといったこともできる画期的なものです。アプリの操作は空気ポンプ行うため、ほんの少しの圧力で反応するため、手足にほとんど力が入らない方でも操作が可能です。

他にも視線で操作することのできるアプリをご紹介いただきました。

このアプリも肢体不自由かつ、言葉を発することが難しい方がナースや介護者とのコミュニケーションをサポートしれくれるものです。(室温や体の位置の調整など)

そしてこのアプリはなんと、『視線』で操作することができます。視線でポインターを動かし、瞬きでクリック(選択)ができるんです。今まで、言葉を話すこともできず、手足も動かすこともできなかった方々はコミュニケーションを取るということを諦めてしまうことがありました。しかし、このアプリを利用すれば言葉を発せなくても、手足が動かせなくても、自分の意思を伝えることができ、周囲の方とコミュニケーションを取ることができるのです。また、特別で高額な機器や装置が必要ではなく、手に入りやすいiPadやタブレット端末にインストールして利用できるという点が非常に画期的です。

今回見学させていただき、改めて『障害者だから』『病気だから』なんとかしてあげなくちゃいけないという考え方で物や機器を提供するのではなく、一緒に暮らしていくためにどんなサポートができるのか、ということの大切さを実感しました。そして、『大切なのはアクセシビリティ機器ではなく、アクセシビリティという考え方』というお話に改めて共感しました。

最後になりますが、アクセシビリティのモデルルームの見学に関してご尽力くださった慈恵医科大学 高尾先生並びにアクセシビリティルーム内をご案内さった東京慈恵会医科大学 先端医療情報研究部 訪問研究員 / 一般社団法人 結ライフコミュニケーション研究所 代表理事の高橋様に心より感謝申し上げます。

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